仏事の心得

門徒式章忘れていませんか?

約十年前になりますでしょうか、本堂耐震工事等で、ご寄付頂いた方々へのお扱いとして「門徒式章」を配布させて頂きました。
「門徒式章」とは、式章を身につける私は「南無阿弥陀仏のご縁を頂き、念仏者として生活をしていきます」と云う浄土真宗の門徒としての証です。お他宗にも名前は分かりませんが同じような物があり、身に付けている方を拝見することがあります。お見受けする方の人品は、さもありなんと思える方々が圧倒的に多いように思います。お他宗での扱いはよく解りませんが、当流では浄土真宗の門徒の証として式章を用います。念仏者として人生を歩んでいく人が身につけるべきものだと思います。

以前式章をお渡しした時には、お寺の法要に年回法要にお参りされる時に必ずご使用下さっていたのですが、最近はお寺の法要以外で式章をされる方が少なくなっています。のど元過ぎれば熱さ忘れるの言葉どおり、門徒式章の扱いも年数を経てくると忘れられてしまうようです。悲しいことです。いまだに式章を逆さまにかけて下さる方さえいます。何度口を酸っぱくして申しあげた事か・・・。

この度の慶讃法要にて新しい門徒式章を作製し、特別懇志のお扱い(記念品)として皆様にお渡し致します。浄土真宗の門徒としてお念仏の中に生かされていると思ってくださる方には是非お使い頂きたいと思います。門徒式章は親鸞聖人のお伝え下さったお念仏のみ教えを聴聞させて頂くことのできる方が身につけるべきものです。浄土真宗の門徒としての誇りを胸に共々にお聴聞させて頂きましょう。

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