2022.09.10
今日は中秋の名月です。
月影の いたらぬ里は なけれども ながむる人の 心にぞすむ
これは、親鸞聖人の師である法然聖人が詠まれたものです。
月の光は野山や里をくまなく平等に照らしていても、
その月を眺める人でなければ
その美しさは心に伝わりません。
そして
あらゆる者を漏らさず救うという阿弥陀さまのお心を示すと共に
私たちが南無阿弥陀仏のお念仏をいただくとはどういうことかを
お示しくださっています。
月の光が野山や里をくまなく照らすように、
阿弥陀さまの全ての人を救おうとされるお慈悲の光は、
常に私たちを平等に照らしてくださっています。
ところが
月を眺めた人にしか月を美しいと思う心が起こらないのと同じように、
阿弥陀さまのお慈悲の光の中にあっても、阿弥陀さまのお心を聞くことなくしては、
その有り難さが心に宿ることはありません。
月を見る度に思い出し、大切にしている言葉です。
この度 預からせていただいております足立区の正楽寺が
アメリカのfaith and formという団体の賞をいただくことができました。
この団体は世界中の宗教建築のデザインを評価する団体です。
ページはコチラ
https://faithandform.com/feature/2018-awards-program/
また、その結果が月に1300万人が閲覧するarchidailyといウェブマガジンにて
数ある受賞作品の中でもトップに写真掲載されました。
https://www.archdaily.com/…/faith-and-forms-2018-program-re…
先代が自分の最後の事業と覚悟して
闘病を続けながら建ててくれた本堂・庫裏がこのような素晴らしい賞を受賞できたことは
本当に嬉しく、ただただ感謝です。
設計をしてくださった 樫原徹先生にも心よりお祝いとお礼申し上げます。
あ、写真手前の墓地は隣寺の墓地です😅
ウチの墓地ではありませんので、悪しからず。。