「生きるということは
長さの問題ではないのではないですか」
と
炎天の葉陰の
沙羅双樹
たった一日のいのちを
いかにも 静かに
咲いてみせてくれている
清楚
そのもののように。
きのうは
あんなに清楚に咲いていた
沙羅双樹
けさは
地におちてしまっている
わたしは
きょうも 朝を迎えさせてもらった
申しわけないような
わたしのままで……。
じゃがいもを掘る
「見えないところに
どれだけ『徳』を蓄えることができるか
それが
『生きる』
ということではないですか」
と
しっかり生きたじゃがいもほど
しっかりした薯をつくってくれている。
新しい年を迎えました。
諸行無常(存在している全てのものは常に変化している)と聞かせていただいていることを考えますと、
今年もこのようにご挨拶させていただけることは、決して当たり前のことではなく、有難く、嬉しいことです。
今年も正楽寺が、皆さまにとって、仏様のみ教えを聞き、お参りをする大切な場所として在り続けるよう努める所存です。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
昨年は親鸞聖人御誕生八五〇年の節目の年でした。
そして、今年は浄土真宗が開かれて八〇〇年という節目の年を迎えます。
今年も皆様とご一緒に、親鸞聖人が出遇えたよろこびの想いと共にお示しくださった、阿弥陀仏のみ教えについて聞かせていただき、
おかげさまの中に生かされていることを感じ、感謝する一年を過ごさせていただければと思います。 合掌